【映画】サバイバルファミリー
ある日、突然サバイバルが始まった————!?東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。さえないお父さん(小日向文世)、天然なお母さん(深津絵里)、無口な息子(泉澤祐希)、スマホがすべての娘(葵わかな)。一緒にいるのになんだかバラバラな、ありふれた家族…。そんな鈴木家に、ある朝突然、緊急事態発生! テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池にいたるまで電気を必要とするすべてのものが完全にストップ!ただの停電かと思っていたけれど、どうもそうじゃない。次の日も、その次の日も、1週間たっても電気は戻らない…。情報も断絶された中、突然訪れた超不自由生活。そんな中、父が一世一代の大決断を下す。
いや〜良かった。
途中までは前にも何かの作品で観たことがあるような話だなーとか、このままぐだぐだチャリ乗ってて(サバイバルしてて)大丈夫かー?と思っていたが、観終わってみると心に木漏れ日が射した。
あの展開が面白かったとかあのシーンは印象に残ったとか、特段そういうのはないんだけどね。
監督はウォーターボーイズやスウィングガールズで知られる矢口史靖。
コメディーとドラマを絶妙に混ぜ合わせたこの雰囲気を作れるのはさすが。
小日向文世や深津絵里といったキャスティングも良かったと思う。
キャスティングと言えば、生意気な小娘を演じた葵わかなが最高だった。
生意気な小娘の時の葵わかなも、素直さが出てきた時の葵わかなも可愛らしい。
本作での彼女は、おっさん俺(20代)の頬を緩ます力を持っていた。
ビール片手に観たせいもあるかもしれんが。
監督自らサバイバルについての取材をしている。
とは言え、サバイバル好きな人や映画好きな人からすれば設定の甘さもいくつかあるのかもしれない。
それでも、こういう感じの映画は邦画ならではというか、邦画だからこそストレートに良さが染みる。
同じ状況に陥ったらみんな同じ立場からのスタート。
苦難の先にある愛や成長をみせられると、数年に及ぶこの原因不明の全世界大停電も悪くはないかもなと思ったり。
【映画】ロミオ・マスト・ダイ【Romeo Must Die】
アンジェイ・バートコウィアク監督が手がけるヒップ・ホップ・カンフー三部作の第1作である。
黒人ギャング団と中国系マフィアの二大組織が激しい縄張り争いを続けるカリフォルニア州オークランドで、中国系マフィアのドン・チューの息子ポーが殺される。 一方、ポーの兄で元刑事のハンは父親の罪をかぶって香港の刑務所に収監されていたが、弟の死を知り脱獄、オークランドにやって来る。黒人ギャング団のボス・オデイの娘トリシュとふとしたことから知り合ったハンは、彼女の協力の下、弟の死の真相に迫る。
トリシュの店の雰囲気とかトリシュの世話係の黒人"ビッグボーイ"とか、なんかアメリカンコメディーみたいで軽いなと思ったけど、テーマがヒップ・ホップ・カンフーなのね笑
どうせならもっとコメディーに寄せた方が面白くなったと思う。
アクション映画に必要な「かっこよさ」を誰にも感じなかった。
ワイヤーが見えるかと思うくらい露骨なアクションだし。