【感想】12人の優しい日本人
映画『十二人の怒れる男』へのオマージュとして、「もし日本にも陪審制があったら?」という架空の設定で描かれる法廷劇・密室劇。『十二人の怒れる男』での展開や設定を基にしたパロディが各シーンでみられる。 (Wikipedia)
冒頭、ろくな話し合いもせずに最初の採決で全員一致で無罪ってなったときはこっからどうなるのかと思ったが、12人12色のそれぞれの立場や意見をもとに議論を重ね、紆余曲折を経て結論に達するまでの様がすごくおもしろかった。
感情論だけでものを言う陪審員にイライラしたけど、それがまあリアルといえばリアルだったし、論理的な人はちゃんと論理的だったから観ていて飽きなかった。
俺が生まれる前の映画で、もし日本に陪審員制度があったら?っていう設定らしい。
この脚本を書き下ろした三谷幸喜さすがっす。この作品も一応コメディーだけど、彼はコメディー色が薄いものでも才能を発揮できると思うので、そっちの方向ももっとトライしてみてほしい。
俺がもし裁判員になって議論がまぬけな方向に向かうことになったら他の裁判員にこの映画を観るようにすすめようと思う笑
裁判員って有罪・無罪だけじゃなくて量刑まで決めなくちゃなんだから責任あって大変なんだなって。裁判官と一緒に話し合うにしてもね。
この映画で個人的に一番評価したいのは、コメディーの要素も強いのに安っぽさがないところ。
冒頭にWikiから引用した文にあるように、これオマージュ作品で、そのパロディーシーンが結構あったみたいだから機会があれば「十二人の怒れる男」も観てみようと思う。観る順番間違えた・・・
- 作者: 三谷幸喜
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