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徒然と書くさ

米国在住の若輩者による備忘録、雑記です。   ※映画の備忘録記事はネタバレに注意

【カジノにリベンジ】ブラックジャックの必勝法を思いつく!?

【 独り言 / 意見 / 主張 】 ■ アメリカ生活 / 海外

 

kfc22.hatenablog.jp

 

 

初カジノを経験した俺は自分の予想通りちょっとハマってしまった。

 

次行くときは少しでもいいからプラスで終わりたい、そう考え初カジノ後からの一週間はひたすらオンラインで練習したり、カジノ関連の映画を観たり、攻略法を読んだりの生活だった。

 

そんな生活を続けていた時、「金の賭け方」にもいろいろな方法があることに気がついた。

カジノというか厳密にはブラックジャックなのだが、今までは「カードをこれ以上引くか引かないか」このことしか頭になかった。「カウンティング」という有名な方法もあるが俺が行った近所のカジノは6デック・自動シャッフリング機だったので、俺の頭脳で太刀打ちできるとは思えない。基本的にはベーシックストラテジーに従いながらベッド額は自分の勘任せといった感じだった。

 

そんな俺が知った「マーチンゲール法」という賭け方。

 

どんな賭け方か簡単に説明すると、一番最初に100円をベッドして負けたとしたら100円の損失だ。100円の損失を取り返すために次も100円を賭ける。そこで負けたら最初の分と取り返そうとした分で計200円の損失になる。そこで今度は200円を賭ける。そこでまた負ければ計400円の損失。次は400円を賭ける・・・というベッディングだ。

つまり、負けたら負けた分と同じ額を、勝つ (取り返す) まで賭け続けて最終的に損失をなくす (プラマイ0にする) という方法だ。そして、勝った時はそのまま100円が利益になる。これを続けていくと少しずつではあるが利益だけが増えていくというわけだ。古典的で冷静に考えれば誰にでも思いつく方法だが、実に理にかなっているだろう?

 

もちろん、デメリットもある。

こんなに上手い話はないわけでカジノ側だって対策している。そもそもマーチンゲール法を禁止しているところもあるわけだ。禁止していないところだとしても、通常は賭け金の上限が決められている。賭け金に上限があるということは、連敗して賭け金が膨れ上がってしまった時、 これ以上賭けられない (取り返せない) という事態に陥るわけだ。

そして、先ほど触れたように利益を得られるにしても時間がかかる。極端な例で言えば、1億円でマーチンゲール法は成立しないだろう。負けたら基本的には倍額を賭け続けなければならないからだ。上限がなかったとしても、相当なお金持ちでない限りマーチンゲール法を実践する人はコンスタントに少額を賭けることになる。ダブルダウンやスプリットもいつも以上にリスキーなのだ。

 

俺が初めてプレーしたあそこのカジノのテーブルのルールはどうか?マーチンゲール法が禁止されているかはわからないが、賭け金の上限が500ドルと設定されていたのは覚えているから禁止はされていないだろうと予想した。

最低ベッド額は10ドルだったので、10ドルから始めるとすると6回 (320ドル分) まで連敗できる。数学的な確率で言ったら1/64。基本戦略に従っていればほぼ勝率がイーブンなブラックジャックだ。6回連続で負けるなんてことは考えにくい。※計算間違ってたら申し訳ない

そしてもし50%の確率で勝つとすれば・・・?

10ドルずつ利益が増える。50回やって25回勝てれば単純計算250ドルの利益なわけだ。

時間に際限をつけなければ・・・ゴクリ。

 

厳密には「必勝法」ではないとは言え、実質的には必勝法だ。マーチンゲール法でコツコツ小遣い稼ぎをしたことがあるという人のブログも読んだ。俺はこの時点で内心すごく興奮していた。その気持ちを抑えて冷静に考える。こんなうまい話はない、もしこれが事実であれば今頃金持ちで溢れかえっていると。

 

そこで、家で一人、リハーサルをしてみることにした。

俺の場合は基本戦略通りにプレーするだけだからディーラーとプレイヤーの二役をしても何の問題もない。 念には念をで200回くらいやったと思う。結果は600ドルくらい勝っていた。

 

イケる・・・!!!

 

この時の俺はプロカジノプレイヤーとして悠々自適な生活を送る妄想までしていた。

時刻は早朝5時半だったが、前回の苦い記憶があるので人が少ない早朝の方が俺には都合が良かった。今回は先輩もいない、一人だ。

タクシーに乗り行き先を告げるとドライバーは「こんな時間からか?」と少し驚いている様子。「俺は楽しみにいくんじゃなくて金を稼ぎに行くんです」って言おうかと思ったがさすがに調子に乗りすぎだと思って踏みとどまった。

 

カジノに着き意気揚々と始める。

15分後には持ち金が全部なくなっていた。

 

!?

 

敗因は実際のお金を使うとなるとチキッてしまうということ。

リハーサルではひたすら作業ゲーだったので気がつかなかったが、いざ実際にやるとなると精神的にやられる。どういうことかと言うと、例えば4連敗して次に賭ける額は80ドル。それまでに失っている額と合わせると160ドルになる。次負けたら・・・と思うとマーチンゲール法を破綻させて最初からまたコツコツ稼げばいいやという気持ちになってしまった。そしてこのマイナス部分を取り返すのがなかなか難しい。なぜなら、想定以上に連敗することが多く、その都度チキッてしまうから。

上限の500ドルを持っていればいいというわけではない。6回連続で負けて7回目に賭ける時の金額は320ドルだが、それまでの合計投資金額は640ドルになっているわけだ。

 

軍資金を多めにして心に余裕がないと上手くいかない、少なくとも俺は。落胆はしたが収穫もあった。この点に気をつければ次こそは上手くいくだろう。

 

数日後、軍資金を多めに持ち再度リベンジしに行く。

 

前回の失敗を踏まえながらコツコツと焦らずプレーを続ける。ふとチップを数えてみると200ドルは勝っていた。この調子で増やしていくぞと意気込んでいると、6連敗の壁にぶち当たった。次負ければ上限を超えるのでマーチンゲール法が破綻して一気にマイナス、今引き返してもマイナス、そもそも弱気になってはいけないと320ドル(7回目)を賭ける。結果は負け。

それでもコツコツ取り返せばいいとまた10ドルから続行するが、ちょっとしてまた7連敗。

コツコツ負けていくだけだった。

 

カジノは当分やらないと自分に誓って会場を後にした。

 

 

まとめ

 

あるブログで、マーチンゲール法でカジノで勝つには(計算上)上限がない状態で何兆円という軍資金がないと成立しないと書いてある。このブログの計算方法と根拠、仮定している最低ベッド額などは覚えていないが、実は俺、当時このブログを目にしてこの情報は知っていた。それでも勝率が約50%のブラックジャックで何連敗もすることはないだろうと思っていた。

例えば、コイントスで6、7回連続でどちらかが頻繁に出ると思うだろうか?10回やって7回表だとしても、連続で表が出続けるとは考えにくいだろう。当時の文系の俺はこういう心理だった。

しかし、意外にもこれが結構よく起こるのだ。実際にカジノでコツコツ稼ぎ続けるとなると、何百ゲーム何千ゲームと積み重ねなければならない。そうすると6連敗というのは割と頻繁にあってもおかしくない。なぜなら確率的には64回に1回起こるから。

リハーサルでは最多で4連敗だったが、言うてもこのリハーサルは200ゲームほどしかしていない。大数の法則というのがあって、数を多くこなさないと数学的な確率には近づかない。俺がリハーサルをしたときは運が良かっただけで、確率的にはリハーサル中だけで3回、6連敗することになる。

 

これらの数学的現実から目をそらして意気込んだ結果、惨敗した。こんな上手い話ありませんでした、はい。ただ、運や実力?があれば作業的にコツコツ勝てるのは確か。

 

もしマーチンゲール法を使って賭け事をしようと思ってる人がいるのであれば、この辺をよく理解した上でプレーを楽しんでもらいたい。