映画メモ

映画備忘録 ※ネタバレに注意

【映画】ロスト・イン・トランスレーション【Lost in Translation】

 

あのゴッドファーザーのコッポラが監督。

しかも東京が舞台ということで期待してたんだがそうでもなかったかなー。 

 

映像は綺麗だったと思う(外国人が好きそうなお決まりの東京の風景ってのはあるけど)

 

主演のビル・マーレイこの役でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされただけあって、彼の演技を始め作品全体を通して心地良さみたいなものを感じた。スカーレット・ヨハンソンとの相性も良かったと思う。作品自体もアカデミー賞の作品賞にノミネートされたみたいだし。

 

ただ、やはり日本人として気になってしまうのが日本や東京、日本人の描写。

ワイスピのTOKYO DRIFTほどは酷くなかったと思うがそれでも欧米人のステレオタイプはそこそこ見受けられる。悪意はないんだろうし、合ってるっちゃ合ってるんだけど誇張されすぎ。欧米人的には英語喋れない日本人をおちょくる感じもジョークとかユーモアなんだろうが、俺にはちょっと不愉快。国際的な言語である英語と日本語との差はあるにしても、日本人は日本語話せない外国人に対して「旅行者」の身分でこういう態度にはならないからなー。

 

異国の地での人間模様や淡い恋模様を描いているわけだが、舞台が東京である必要あんの?というのも思ったことの一つ。アメリカと文化的・社会的に違う国という意味で日本が選ばれるのはわかるんだけど、東京を舞台にしとけば安パイとか思ってそう笑

コッポラは黒澤映画からも影響を受けてるし、別に日本を悪く描くつもりはないんだろうけど。

逆に言えばこの欧米的な「ステレオタイプ」がむこうでハマった大きな理由の一つかもしれない。

 

スカーレット・ヨハンソンの外見はあんまり好みじゃないけど、

なんとなくミステリアスでセクシーな感じは理解出来る。

 

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