映画メモ

映画備忘録 ※ネタバレに注意

【映画】PARKER/パーカー【Parker】

 

原作がリチャード・スタークの「悪党パーカー」っていうハードボイルド小説のシリーズのうちの一つ?で、この小説、日本でもそこそこ有名らしい。12へぇ。俺みたいな素人は知らなくて当然。

 

遊園地を強盗するところから始まる冒頭、プロ5人が手慣れた手つきで仕事をこなす。

この5人チームが強盗していく話なんだろうなあと思ってたら、次の山には乗らないけど今回の分け前はきっちりもらうという新参のパーカー(ジェイソン・ステイサム)が裏切られて殺される。(実はタフガイだから生きてるけど)

序盤にしてここが一番腑に落ちなかったかもしれない。いくらパーカーが一人だけ新参者だとは言え、次の仕事には乗らないというだけで別に怪しいわけでも裏切るわけでもない。しかも腕は一流。それにも関わらず殺しちゃうの・・・?みたいな。まあこういう世界のことだし、後から背後にはシカゴの巨大なマフィアが絡んでるってわかるから俺の常識は全く通じないんだけども。

あと、「汚い金しか奪わない・悪者しか殺さない・仕事は完璧に美しく行なう」という3つのルールを自分に課しているパーカーだが、冒頭の遊園地?の強奪金はなんだったのか。さすがにこんな大きなミスを制作側がするとは思えないからまあここは俺が聞き逃してしまったのだろう。いや待てよ、そもそもこんなセリフあったか?これって運営側が勝手に言ってるだけのキャッチフレーズ?いずれにしても俺が聞き逃したかどうか。笑

 

復讐を遂げる為ヤツら4にんがいるフロリダに向かったパーカー、そこで出会う不動産会社に勤めるレスリー(ジェニファー・ロペス)との初接触から物語が前半とはまた違った展開を見せる。前半にもレスリーの生活の様子は伏線として何度かあったけどね。この出会いと二人の関係が作品の賛否を分ける大きなポイントだろう。

恋人であるクレアがメインではなく、不動産会社勤めで自分の生活に不満しかないようなアラフォーがいきなり本作で重要なキャラになるわけだから、余計だとか陳腐だとかもはやコメディーっていう声もよくわかる。ただ、俺はジェニファー・ロペスのラテン的な色気にやられてしまったところもあるし、あのままクレイとの完璧なコンビネーションと愛をみせつけられてもなあって思うからこの点に関しては特に気にならなかった。

なんていうか、大半のアクション映画ってこんな感じでしょ?って感じ。要はテンポとかノリに任せて爽快感を楽しめばいいと思うの。そう思えば本作は十分楽しめるんじゃないか?もちろん好みはあるけど。

ジェイソン・ステイサムファンにとっては本作のアクションは物足りないかもしれないけど、俺にとっては普通に渋くてかっこよかった。

 

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