徒然と書くさ

若輩者による映画備忘録、雑記 ※映画の備忘録記事はネタバレに注意

【ワンオク Taka 炎上】海外ライブに行った俺が思うこと

 

【目次】

 

ロックバンド・ONE OK ROCKのボーカル、Taka(28)が自身のインスタグラムで日本のファンに対する不満を漏らした。 そしてこの発言が「天狗」「調子に乗っている」と炎上したとのこと。

 

 以下、Instagramから引用

このままいったらちょっと我慢の限界を迎えそうだから書かせてね。
最近、日本のファンに対して、、ちょっとどう接していいかわからなくなってきちゃった。
朝疲れた状態でバスから降りればそこには日本人が携帯片手にまるでポケモンみつけたみたいに動画やら写真やらパシャパシャ撮られて
みんな毎日ちょっとシンドイ思いしてます。
御飯もゆっくり食べれない。外の空気もろくに吸えない。ライブがはじまれば最前列はいつも同じ景色。。。日本人同士なのにわかってくれないのかなって、、、、
そりゃ、、気持ちはね、、、わかるよ!
楽しいだろうし。近くでみれて嬉しいだろうし。
でもね。俺らも人間だからさ、、、
限度ってものがあると思うんだよね。
なんのために海外で毎日頑張ってるのかわからなくなっちゃうし、ルールなんか作りたくないからもう少し考えてほしい。。。僕らが海外でライブをする意味を!
普段会えないから会いに行く場所ではないから!まぁ色々これみて思うことあるかもだけど、僕らはこんな文章を書きたくなるくらい今正直凹んでます。

 

はじめに

つい数日前、ワンオクがすぐ近く(アメリカ)でライブをするということで、日本よりもチケットが断然安く(40ドルくらいだった)、せっかくの機会だから行こうよと友達に誘われて行ってきた。そしてこの炎上騒ぎ。俺が行ったライブでとうとう我慢の限界に達したんだろうか。

きっかけの一端になったと思われる直近?の海外ライブに行った身として、インディーズ時代にワンオクがそこそこ好きだった身として、俺がワンオクに対して思うことを書いてみる。

俺とワンオク

まず俺とワンオクについてだが、インディーズ時代のワンオクは結構好きで聞いていた。メジャーになってからは、友達に誘われて一度横浜アリーナのライブに行ったくらいで、特に興味なし。理由は後述するとしよう。じゃあなぜ今回行ったのかというと、上でも少し触れたたように、友達からどうしても行きたいけど一人じゃ嫌だから付き合ってと頼まれ、チケットも安く、特に予定もなかったから付き合った次第。ファンではないが、ONE OK ROCKというバンドのことは人並み程度には知っているつもりだ。

 

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炎上 

インスタのコメント欄、Yahoo!ニュースのコメント欄、2chの反応などにザッと目を通してみると、基本的には批判的なものがほとんどだった。(インスタに関してはファンも多いからそうでもないけど)

今回の件には俺も批判的な立場だ。

内容について

最前列がいつも同じ景色(日本のファンの顔ぶれ)だとか、海外でライブをする意味だとか、ファンのマナーだとか・・・

むしろ、最前列にいつも来てくれる(しかも海外まで)熱狂的な日本のファンを大事にするべき。日本のファンがいなければ今のONE OK ROCKはないのだし。俺が行ったライブでは、自称するほどミーハーである日本人の友達(ワンオクのファンではない)が、どうせならなるべく近くで観たいということで、開始2時間前に並んだだけで前から三列目くらいを確保出来たらしい。海外がどうとか言ってるけど、日本のファンほど熱狂的な海外のファンを獲得出来ていないのが現状だということだ。ちなみに、他の場所(LA)のライブに行った友達の話だと、ガラガラだったそう。(追記:ご指摘をいただき訂正。詳しくはコメント欄まで)俺が行ったライブはキャパが2千人ちょっとで満員だった。

最近のワンオクの活動は日本と海外半々くらいだろう?苦労して毎回チケットをとってお金も払っているファンに対して、日本人として空気を読んで、海外ライブの時は前の方には来るなと文句を言うのはいかがなものだろうか。これでは調子に乗っているとか、天狗だとか、日本のファンはもうどうでもいいのかという批判があるのもしょうがない。

ロックとは

芸能人や有名人である以上ある程度の覚悟を持つべきとは言え、もちろん、プライベートな部分にまでズカズカと入り込んでいく一部のファンのマナーにも問題はあると思う。

しかし!

仮にファンに対して真っ当な不満や御託を並べたとしてもそんなことはどーーーでもいい。とにかく今回の件はダサくて気持ち悪い。なぜなら彼らはロックンローラーなのだから。 

ロックの核心は反体制、反権力だ。成功した俺にもうロックは歌えない。聴衆は誰一人ごまかしたくない。こんなはずじゃなかった。成功したからオレも死ぬ。ー カート・コバーンニルヴァーナ Vo.) 

核戦争が起きて、廃墟になった町でたったひとりの生存者がいた。そしてそいつは叫んだ。それがロックさ。ー イギー・ポップ 

何百万枚も売れるロックなんて、あんましロックじゃない。ー 忌野清志郎

俺がロック一筋で通せたのは、ヒット曲がなかったからだ。ー 内田裕也

概念的に言って、ロックンロールより優れたものはない。ー ジョン・レノン

 

ロックの概念や定義と言っても一口には難しいが、俺は列挙したような反逆的な精神がロックの根底にはあると思っている。カート・コバーンが「ロックの歌詞は聞き取れなくていい」と言ったように、歌や演奏が上手い必要なんて全くないのがロック。

 

ワンオク、彼らに至ってはバンド名にまでROCKが入っている。ボーカルのTakaは森進一・昌子元夫妻の長男で元ジャニーズ(NEWS)という異色の経歴を持つ。そんなTakaの社会や周囲に対する怒りや葛藤、感謝などが昔のワンオクからは一応伝わってきた。ちゃんとロックをしていた、俺も若かった、だから良かった。

それが今ではどうだ?英語ばかりで何を伝えたいのかよくわからん陳腐な歌詞、売れるにつれて増えていくタトゥー、ファッションや髪型もサブカル色全開だ。曲も活動もなにもかも商業的。最近のTakaは俺から言わせると和製ジャスティン・ビーバーにしか見えない。

せっかくジャニーズを脱退したTakaだが(クビになっただけ?)、今のワンオクはジャニーズとやっていることがあまり変わらない。ファン層をみればなんとなく察しがつくだろう。

これが俺がワンオクを聞かなくなった理由であり、今回の投稿を批判する理由。(内容は二の次)

 

おわりに

別にワンオクを頑なに否定したいわけではない。

海外に挑戦する意気込みや努力には素直に感心するし、これからも頑張ってもらいたい。

最近の活動や音楽だって、昔とはちょっと方向性が違うだけで彼らなりのロックだと言われればそれまでだ。

しかし、日本のファンに対して女々しい呼びかけを投稿、炎上を受けてさらにまた釈明の投稿「ゴメン!文章が足りてなかったね。。みんなのこと嫌いにはならなよ!」をするというのは、俺からするととにかくダサいのだ。

なんなら、ロッカーとしてこのくらいのことはネタにしたり笑い飛ばすくらいの余裕がほしい。「男は背中で語る」ではないが、ロッカーであれば行動や音楽でビシッと示してほしい。

少なくとも、それを示すツールはインスタグラムではない。

 

「ロックは死んだよ。宗教みたいになってしまったんだ。コマーシャルになりすぎてしまったし、発展することはない。セックス・ピストルズが最後のロックンロールバンドだったんだ」というジョン・レノンの言葉にもうなずける。

 

ワンオク、せめてその紛らわしいバンド名を変えてくれないか。