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徒然と書くさ

米国在住の若輩者による備忘録、雑記です。   ※映画の備忘録記事はネタバレに注意

【映画】グラン・トリノ【Gran Torino】

 

朝鮮戦争に従軍したことがある元軍人の主人公・ウォルト(クリント・イーストウッド)は、妻に先立たれ息子家族とも馬が合わず、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなウォルトだったが、隣に住む中国系移民一家との交流を通して変わっていく。

 

イーストウッドが男とはなんたるか、どう磨くかを魅せてくれるかっこ良くて渋い作品。タイトルの「グラン・トリノ」ですらも昔のアメ車の名前で、作品のテーマや重要なキーとも重なっていてかっこいい。

 

ただ、意地悪な表現をすれば、そもそもウォルトがただの頑固オヤジだっただけ。古典的で変化を受け入れられず偏見に満ち溢れているだけ。それでもあの年齢で「変わった」のは凄いことだし、お隣の少年・タオを「変えた」のも凄いことなんだけどね。

昔のアメリカのタフガイ万歳感とか日本車嫌いとか、俺からすればイラッとする描写も多々あったが、終わってみれば白人万歳でもアメリカ万歳ってわけでもなかったからまあ許せる範囲。こういう渋い頑固オヤジは好きだから、ウォルト側の視点で考えれば多少そういう部分があってもむしろ当たり前か。

 

ネタバレになるが、死を覚悟してウォルトがギャングに立ち向かって撃たれて死ぬエンディングは個人的にちょっと微妙だった。もちろんかっこいいんだが、いきなりエンタメの世界に連れ戻されてしまった感じがした。

 

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