徒然と書くさ

米国在住の若輩者による備忘録、雑記です。   ※映画の備忘録記事はネタバレに注意

【映画】タクシードライバー【Taxi Driver】

 

ニューヨークの夜の街を、腐敗しきった現代社会に対する怒りや虚しさ、孤独感を背負いながら当てもなく走り続ける元海兵隊のタクシー運転手のトラヴィスロバート・デ・ニーロ)。ついには自分の存在を世間に知らしめるため過激な行動に走る姿を描く。1960年代後半から1970年代中頃にかけて隆盛を極めたアメリカン・ニューシネマの最後期にして代表的な作品とされている。 

 

初デートでポルノ映画に連れて行ってしまい相手にドン引きされるドラヴィス。しかも、自分のしたことのヤバさに気づかず逆ギレしだす始末。

そんな主人公に感情移入も何もない。ただのクレイジーな男の話じゃないか。なんでここまで美化され評価を得ているのかと見終わって思ったが、アメリカン・ニューシネマというジャンルや監督がマーティン・スコセッシだということを考えると納得ができた。

 

ラヴィスのような男と、誰もが抱いたことのある一般的な心の虚無感のようなものを照らし合わせる映画的な芸術がこの作品の見どころの一つで、作品を通して質の高いブラックジョークや皮肉みたいなものを見ていたんだろうなというのが最終的な俺の感想。この解釈が正しいのかはわからないが、そういう側面があることにすぐ気がつくことができなかった。

 

娼婦役の少女がジョディ・フォスターだったということにも気がつけなかったよ・・・

 

JazzyなBGMが良き。