【映画】ブリッツ【Blitz】
あらすじ
警察官が次々と犠牲になる連続殺人事件が発生。暴力的なロンドン警視庁のブラント(ジェイソン・ステイサム)が己のやり方で犯人を追う。
感想(ネタバレ注意)
総評というか全体を通しての大まかな個人的な感想は、イギリスとジェイソン・ステイサムのコンビが良かった。まずこのコンビの何が良かったというとイギリスのアクセントを堪能できるところ。"Can"の発音とかイギリスに寄せにいっていたのはわかったが、ジェイソン・ステイサム(以下JS)だけはバリバリのアメリカのアクセントで浮いていたのがまたなんかいい。
そしてこれも完全に個人的な偏見かもしれないが、洋画といえば普段は主にアメリカ映画を観ている俺としては、イギリス映画というのは全く別のジャンルになる。他の欧州映画(ドイツやフランス)ともまたなんか違う印象。そんなイギリス映画とアメリカのタフガイ・JSが刑事アクションものでコラボしたんだから面白い。
※画像右は同僚のナッシュ
細かい感想は、犯人が割と序盤でわかるのにも関わらず、意外とハラハラした。警察側の無能っぷりや設定に細かい無理があるものの、犯人の弱そうで中二病でクレイジーなあの小物感がたまらない。
証拠も十分ではないし法では裁けない・・・どうする!?という展開でどういうオチになるのかと思ったら、ブラント(JS)とナッシュによる「私刑」。調子に乗っている犯人を銃殺するオチはスカッとするという感想も多いみたいが、個人的には合法的な範囲内で頭を使って犯人を破滅へと追い込んでいくような展開の方が好き。暴力的なブラントとは言え公務員の刑事だから・・・ねえ?これもイギリス流の皮肉なのかも。
どうでもいいけど被害者の一人、ロバーツ(マーク・ライランス)の顔と演技好き。そういえば彼の英語もどちらかといえばイギリスよりアメリカのアクセントに感じた。