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【映画】ケープ・フィアー【Cape Fear】

概要

小説が原作で62年に公開された「恐怖の岬」のリメイク。オリジナルもリメイクである本作も、英語圏でのタイトルは"Cape Fear"。邦題の「ケープ・フィアー」は本作を指している。

 

あらすじ

マックス・ケイディロバート・デ・ニーロ)は、当時16歳の少女に暴行を働いた罪で逮捕された。量刑相場よりも軽めの実刑判決が下ったものの、彼には不服なものだった。公選弁護人で担当弁護士だったサム・ボーデンは傷つけられた被害者の少女に同情し、依頼人であるケイディの罪が重くなるよう、少女が性的素行不良だった証言を握りつぶしたのだ。ケイディはサムに対して異常とも言える復讐の念を燃やし、刑期を勤めながら肉体の鍛錬を欠かさず、読み書きを習い、法律を学んだ。14年の刑期を終えて出所したケイディ、サムとサムの家族に対する嫌がらせが始まり、次第にエスカレートしていく・・・

 

いやーこれぞサイコスリラーって感じ。 復讐するにしても、最初はネチネチした嫌がらせ、ストーカーから始まる感じがなんとも不気味でいい。 エンディングの嵐の中での船上シーンも緊迫感があって良かった。

知識を身につけウィットに富み、どこか余裕が感じられるケイディと、家族を守るためとは言え冷静さを失い、法の外で対抗するサム。対照的でどこか立場が逆転したようにも感じられるこの構図がいい。

 

ケイディを演じたデ・ニーロの演技は言うまででもないが、ケイディに目をつけられたサムの娘を演じたジュリエット・ルイスの演技も良かった。

 

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