映画メモ

映画備忘録 ※ネタバレに注意

【映画】ボーン・アイデンティティー【The Bourne Identity】

あらすじ

ある嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見する。引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、自分の名前も分からない状態だった。数週間後、彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かう。その貸金庫にはジェイソン・ボーン名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていた。やがて暗殺者たちに狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かうのだったが…。   allcinema ONLINE

 

感想

ボーンシリーズを備忘録に残しておこうと思い初作から見返しておこうと思ったら、まさかの初作は初見疑惑。ヒロインのマリーを始め、どのシーンにも見覚えがない笑

しかし、全く問題なかった。むしろ、続編を先にみてある程度の展開や内容を知っているからこそ、ボーンの「始まり」を楽しめた。

 

ボーンシリーズはスパイ系アクションというジャンルの中でも個人的に暫定一位、全ジャンルの中でもかなり好きな作品な上に、世間の評価も高い日本では同日公開の「ハリー・ポッターと秘密の部屋を抑え週末興行成績(全国9大都市集計)では初登場から2週連続で1位となった。2003年度の全米ビデオレンタルでレンタル数1位獲得から特にあれこれ書き残しておく必要はないんだが、特にマット・デイモン演じるジェイソン・ボーンのキャラクターがたまらない。従来のスパイアクションの主人公と比べると、一見そこまで強くなさそうで頼りなさそうにも感じるが、そこがいい。記憶を失いながらもアイデンティティー探しに奔走し、命を狙われ続けてるんだから「自信」や「余裕」みたいなものはなくて当然。このキャスティングとマット・デイモンの演技力は本作にとって絶妙だと思う。

あと、音楽(サウンドトラック)がいい。かっこいいし、緊迫感を煽ってくれる。特に、ボーンシリーズのエンディングお決まりのこれ。

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トゥイーーーントゥイーーーントゥイーーーントゥイーーーン で絶頂に達しそうになる。

 

 

以下、俺が言いたいことが綺麗にまとめてあるので貼っておくね笑

 

マット・デイモンが持ち前の知性に加え、特訓で鍛えた肉体を擁して主人公ボーンを好演。その推理や状況分析、感情をていねいに描写し、知的に物語が展開する大人の映画に仕上がっている。たとえば、逃げ込んだアメリカ大使館で窮地に陥るシーン。従来のハリウッド映画なら、銃を奪い、撃ちまくって脱出する。が、ボーンは、非常口の地図を取り、奪った無線で相手の動きを知り、知的に解決しようとする。以後も、鋭い判断力で、電話のリダイヤルなどから手掛かりをつかみ、真相に迫っていく。恐ろしいことをしていたらしいと感じたボーンの心には、自分の正体を知りたいが、生まれ変わりたいという願いも生じる。その思いが、過去の象徴である銃を手にしない描写で切なく伝わってくるのだ。また、ボーンと行動をともにするなかで自身も変わろうと思いはじめるマリーの変化も魅力的。スリリングなアクションもふんだんにありながら、繊細な心理描写と叙情的な映像で小説のような味わいを醸し出している。 (山口直樹)※一部略

 

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