【感想】氷の微笑【Basic Instinct】
アイスピック殺人事件の捜査線上に浮び上がった女性作家。事件を捜査する刑事は次第に、容疑者の妖しい魅力のとりこになっていく。やがて彼自身に殺人容疑がかかってしまうが……。シャロン・ストーンの大胆な演技が話題を呼んだエロティック・サスペンス。
シャロン・ストーンが綺麗。ヌードがエロい。
そして、彼女の美貌とエロさが本作のストーリーにおいて欠かせない要素だから、
「意味があるヌード」というところも良き。
「真犯人」についての議論が盛んでいろいろな考察が見受けられるが、深く考えずに素直に観れば一度観るだけでも十分に理解できる。
監督やシャロン・ストーン自身が◯◯が真犯人だと言及しているらしいので間違いないだろう。
まあ、あらゆる可能性や解釈について想像を膨らませるのが楽しくて、議論や考察が絶えないだけなのかもしれない。
ワンピースの考察が絶えないみたいに。
個人的な不満を挙げるならば、ラストシーンで真犯人がハッキリとはするけど、溜めに溜めた割にはどんでん返し感がほとんど無いこと。
想定内だった俺からすればどこかモヤモヤとした気持ちが残る。
加えて、真犯人以外についてはボヤけたままだというのも少々不満。
ミスリードの為だというのも、キャラや内容を際立たせる為にあえてこうした演出にしているというのも理解はできるんだけど・・・。
二人の行く末くらいはもうちょっと描写してほしかったなと思う次第。
カタルシスが得られる作品というよりは、映画が持つ芸術性みたいなものを楽しむ作品という印象。