映画メモ

映画備忘録 ※ネタバレに注意

【映画】ブラック・スキャンダル【Black Mass】

 

この作品、完全にあらすじや予告、宣伝のせいで変に期待が高ぶってしまいあまり楽しめなかったパターン。

 


驚いたのはこれが実話ってこと。まさに、「事実は小説よりも奇なり」

この事件やJames Whitey Bulgerのことを知らなかったからこれが現実に起こったこととか怖いなあとは思えた。

だけどやっぱりエンタメとしてはインパクトが弱かったのかも。

監督だってそもそもエンタメ風にするつもりはなかっただろうが淡々とドキュメンタリーっぽい展開には正直飽きがきた。

だってさ、ギャングのボス、FBI捜査官、政治家が幼少期からの知り合いでギャングのボスと政治家にいたっては実の兄弟で・・・

この奇跡のような三角関係の設定が現実に存在したんだからものすごい展開期待しちゃうよね?アメリカ史上最悪の汚職事件だぜ?

でも実際は政治家の弟はほぼ絡んでこないし、FBIの裏取引も特にひねりがない。

事実に則ってのことだから仕方ないけど、よくあるクライム映画の設定となんら変わりなかったし、ギャングのボス調子乗って派手に暴れすぎって感想しか残らなかった。笑

イタリア系対アイルランド系っていう、(南)ボストンならではの対立の構図なんかは割とよく描写されてたと思うし面白かったところ。てかボストンって結構クライム映画の舞台になってるんだね。ハーバードとかあるしあんまり治安悪いイメージなかった。

James Whitey Bulgerのことも全く知らなかったし、この辺もしっかり理解した上で観たらもっと面白くなるんだろうなとは思う。

 

主演であるジョニー・デップの演技は冷酷さと凄味が感じられて評価している。 が、元からジョニデの演技ってそういう感じじゃね?って思ったりもする。個性が強い変なキャラか、冷めた感じのキャラ。特別本作に限ったことではないというか・・・


逆に言えばその印象が強いのに演技すごい!って思ったってことはやっぱりこの作品の演技は良かったのだろう。


本作の評価が星3で土竜の唄が星4かあ・・・うーん・・・笑

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