【映画】コンフィデンス【Confidence】
天才詐欺師・ジェイク(エドワード・バーンズ)たちが巻き上げた金は、暗黒街の大物・キング(ダスティン・ホフマン)のものだった。キングによって仲間の一人を殺されたジェイクは逃亡をあきらめ、キングと組んで詐欺をすることになる。女スリ・リリー(レイチェル・ワイズ)を加え、危険な賭けに乗り出したジェイクだったが思わぬ邪魔が入り……。
一言で感想を述べるなら、なんかもったいない映画。
名優アンディ・ガルシアの存在感や、ヒロインのレイチェル・ワイズの美貌に加えて、詐欺映画らしく全体的にスタイリッシュでお洒落な雰囲気の仕上がり。
しかし、肝心の詐欺の部分が「うーん」って感じ。
詐欺にそこまでのテクニックを感じなかったのと、
「大どんでん返し」の展開が逆に稚拙に感じた。
こういう映画故に何かが起こるってある程度期待して観ているわけだから、
あのラストの状況、それまでの伏線を考えるとそりゃこうなるだろうねっていう感じ。
スティングやオーシャンズシリーズなど、
詐欺映画には名作も多いからなかなか期待以上の作品を作るのは難しいかもしれない。