2009年4月、ソマリア海域を航海中のコンテナ船、マークス・アラバマ号を海賊が襲撃。武器を所持していた4人の海賊に、武装していなかったアラバマ号はあっという間に占拠されてしまう。船長のリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、20人の乗組員を自由にしてもらう代わりに自らが海賊の人質となり……。
実話を基にしたスケールの大きい映画なのだが、
いやらしさがあまりないのが本映画の最大の魅力だと思う。
個人的に好きな俳優であるトム・ハンクスの演技力の影響も多分にあるのだろうが、船長のフィリップスをただただ英雄として讃えるのではなく、人間らしさをありのままに描こうとする意識が見てとれた。そこが、いやらしさを感じさせない大きな要因ではないだろうか。
しかしながら、残念なことに本映画に対する評価は☆3にした。
理由としては、メリハリとオチが弱く、退屈する。