【映画】ツーリスト【The Tourist】
傷心を癒そうと、ひとり旅でアメリカからヨーロッパへとやって来たフランク。ヴェネチアへ向かう列車の中、突然彼の前に見知らぬ美女エリーズが現われる。その妖艶な魅力に一瞬で引き込まれたフランク。しかし、そんな彼女の行動は逐一警察に監視されていた。警察は、ある重要人物がエリーズと接触する機会を待っていたのだ。ところがエリーズは、ニセの男と接触することで捜査の攪乱を狙っていた。そんなこととはつゆ知らず、そのまま正体不明の美女と行動を共にしてしまうフランクだったが…。
うーん・・・
サスペンス、アクション、ロマンス、どんなジャンルだとしても中途半端な仕上がり。
それでも☆4評価にしたのは、とにかく主演の二人がセクシーだったから。
ジョニデはいつも通りイケメン。
普段はそこまで「綺麗」だとは思わないアンジーだが、本作の舞台がヴェネチアであるということと、大スターということだけあってスクリーン映えするというか、セクシーさは半端ない。
しかし、もっと「ヴェネチア」を生かして、もっともっと大人のロマンスの部分を魅せてほしかった。
この映画はその路線に重点を置いたほうが良かったと思う。
特に、アンジーに対してジョニデが地味すぎた印象。男だけどジョニデ不足。
サスペンスの部分だが、アンジーの正体がわかってからは完全に先が読める。
もしかしたらミスディレクションを誘ってるのか?と思わせるようなシーンが俺にとってはちょいちょいあったけど、結局予想通りのよくあるオチ。
まあ本作に関してはこの部分は許容範囲内だった。
なんでもかんでも大どんでん返しすりゃいいってもんでもないだろうし。
【映画】コンフィデンス【Confidence】
天才詐欺師・ジェイク(エドワード・バーンズ)たちが巻き上げた金は、暗黒街の大物・キング(ダスティン・ホフマン)のものだった。キングによって仲間の一人を殺されたジェイクは逃亡をあきらめ、キングと組んで詐欺をすることになる。女スリ・リリー(レイチェル・ワイズ)を加え、危険な賭けに乗り出したジェイクだったが思わぬ邪魔が入り……。
一言で感想を述べるなら、なんかもったいない映画。
名優アンディ・ガルシアの存在感や、ヒロインのレイチェル・ワイズの美貌に加えて、詐欺映画らしく全体的にスタイリッシュでお洒落な雰囲気の仕上がり。
しかし、肝心の詐欺の部分が「うーん」って感じ。
詐欺にそこまでのテクニックを感じなかったのと、
「大どんでん返し」の展開が逆に稚拙に感じた。
こういう映画故に何かが起こるってある程度期待して観ているわけだから、
あのラストの状況、それまでの伏線を考えるとそりゃこうなるだろうねっていう感じ。
スティングやオーシャンズシリーズなど、
詐欺映画には名作も多いからなかなか期待以上の作品を作るのは難しいかもしれない。