映画メモ

映画備忘録 ※ネタバレに注意

【映画】フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳【精武英雄】

ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」のリメイク版。20世紀初頭の上海を舞台に、日本軍により恩師を殺された青年の復讐劇を描く。リー・リンチェイの恋人役に中山忍が出演。 allcinema ONLINE

 

 

光子を演じた中山忍がまあ可愛らしいこと。

 

ブルース・リー作品のリメイクということでハードルが上がるところだが、そもそもオリジナルを観てない上にカンフー映画に明るくない俺にはあまり関係なかった。

十分かっこいいアクション(対戦)

 

昔の香港映画だが余計な反日色はなく、むしろ陳真(ジェット・リー)と光子の叔父・船越(倉田保昭)には国を超えたリスペクトを感じる。

それぞれの国を代表するような武道家を演じるわけだから、敬意を忘れないあの態度はみていて気持ちがいい。

 

 

敵の黒幕である日本陸軍大佐・藤田はすごく嫌な奴だが、その存在感と強さは本作に必要不可欠。

 

英題: Fist of Legend

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【映画】チェイサー【추격자】

04年に韓国で実際に起きた連続殺人事件をベースに、殺人犯と元刑事の追跡劇を緊張感たっぷりに描き出した犯罪スリラー。元刑事ジュンホが経営する風俗店から、女たちが相次いで失踪を遂げる。やがて店の客だった青年ヨンミンが容疑者として逮捕されるが、証拠不十分で釈放されてしまい……。韓国では観客動員数500万人以上を記録し、大鐘賞の作品、監督、主演男優賞など6部門に輝いた。L・ディカプリオ製作によるハリウッドリメイクも決定している。

チェイサー(2008) : 作品情報 - 映画.com

 

 

例に漏れず、韓国サスペンス色が濃くてたまらなく好き。

 

結局助からない!

という残酷な現実を容赦なく突きつけてくる。

 

少女が大泣きして、ジュンホが人情味溢れる怒りをついに爆発させる。

鳴き声や怒号の代わりに雨の音しか聞こえないあの車中のシーン好き。

 

 

実際の事件についてググッてみてわかったのは、

本作は実話から着想を得ているだけで、ほとんどオリジナルの脚本に近い。

 

 

 

「少女が路地で倒れていたくだりがよくわからなかった」

というレビューを数件みたが、デリバリーのバイクにひき逃げされただけじゃないの?

 

倒れている少女の周りに散らかっていた食べ物もそうだし、

一瞬だったけどバイクが通っていくカットもたしかあったよね(曖昧)

 

特に深読みはせず、ジュンホと俺たち観客に少女や母親に対してさらに情を抱かせる演出だと解釈してる。

  

 

「犯人さすがに無警戒すぎるんじゃないか」をはじめとして、いくつかツッコミたくなる場面があったので、実話に忠実であることにさほどこだわっていないのであれば、ツッコミをいれる暇もないくらいテンポが早い方が個人的には興奮できた気がするから☆4で。

 

ただ、テンポの早さとあのなんとも言えないダークな感じを両立するのはかなり難しいよなあ・・・

 

 

そういえばあの12時間以内ルール

韓国ってあの法律本当にあるのだろうか。

 

英題: The Chaser