映画メモ

映画備忘録 ※ネタバレに注意

【映画】砂の器

 

ある日、死体が発見されたが被害者の身許が分らず捜査は難航した。今西(丹波哲郎)と吉村(森田健作)刑事は、事件前夜に被害者と酒を飲んでいた若い男の存在に行き当たり、東北訛りの「カメダ」という言葉を手掛かりに、男の行方を追う。いよいよ迷宮入りかと思われたとき、小さな新聞記事がきっかけとなって、捜査は急展開を見せ始めた。 

 

邦画の名作の一つだとは思うが、若造の俺には合わなかった。

恥ずかしながら、ハンセン病(ライ病)に対する当時の状況なんか微塵も知らなかった。そうなると、ハンセン病はこの作品で重要な核の部分だから、全体を通してこの作品は俺にはあまり響いてこない。

ハンセン病の偏見や風評被害と闘いながら全国をさすらう幼少期の和賀英良(天才音楽家)と父親のシーンは俺にとっては感動の押し売り感がぬぐいきれない。バックグラウンドを明白にするためにはしょうがないことなんだろうけど、なにしろ長い。笑

 

当時としては映像もきれいで音楽も良く作品性が高い作品なのはわかるが、22世紀に平成生まれの若造が観て主観的にどう思うかと問われれば、正直面白いとは答えられない。

 

<あの頃映画> 砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]

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