【映画】パーフェクト・ストーム【The Perfect Storm】
概要
「パーフェクト・ストーム」は複数の厄災が同時に起こって破滅的な事態に至ることを意味し、リーマン・ショックなどにも比喩的に使われる。 1997年にセバスチャン・ユンガーが実話を元に執筆したノンフィクション小説の映画化作品。
あらすじ
不漁に悩む船長のビリーと船員たちは、リスクの高い遠方の漁場へと足を伸ばし期待通りの大収穫を収めた。しかし、船内の製氷機が故障するというアクシデントに加えて、嵐とハリケーンが融合した“パーフェクト・ストーム”が発生した。ビリーと船員たちは無事港へ帰ることができるのか。
改変元:Wikipedia
感想(ネタバレ注意)
ジョージ・クルーニーとマーク・ウォルバーグが演じる漁師が渋くてかっこいい。
そして、彼らの仲間や家族、地元民との人間ドラマが良き。
最後には「パーフェクト・ストーム」も乗り越えて感動的に終わるんだろうなあ(良い意味で)と思っていたら、まさかの船員全員死亡・・・
終盤でいきなり後味の悪い映画になってしまった。
前代未聞の大嵐が直撃すると警告され、彼らもそれを承知で大嵐に突っ込んでいったもんだから、余計に「自業自得」感が否めない。
とは言ってもこのオチ、俺はそこまで嫌いではない。
事実に忠実で自然の猛威を知らしめる映画とも考えられるし、不漁続きだった海の男たちが、危険を承知で遠方の漁場まで行き久々の大漁だったわけだ。
それをパーにされるくらいなら大嵐に負けずになんとしても港へ帰ってやるという気持ちも理解できる。
CGの技術や中盤までの完成度の高さを考えると、奇跡の全員生還!というエンディングにしていれば傑作になり得たかもしれないという思いから、余計にがっかりさせられた人が多い映画だと思う。
リンダ船長が、葬儀で別れの言葉を述べながら涙する時の演技がうますぎる。
女優はメアリー・エリザベス・マストラントニオ。