【映画】陰謀のスプレマシー【The Expatriate】
原題: The Expatriate、米国題: Erased
ベルギーで民間の防犯装置会社に勤務するベン・ローガンは、過去にCIAの工作員として活躍していたが、現在は愛する娘と二人で平凡だが幸せな毎日を送っていた。だが、そんなある日の朝、いつものように会社に行くと、そこにあるはずの自分の会社がなくなっていた。それどころか自分や会社の存在を証明するデータも全て何者かに削除されており、彼は不法滞在者ということになってしまう。途方に暮れる彼のもとに、部下だった男が現れる。すると男は突然銃で彼を脅すが、ベンは過去のキャリアで積んだ能力によって危機を脱する。黒幕を突き止めるために動く彼だったが、ついに娘が何者かに誘拐されてしまう。
前半までは思いのほかハラハラドキドキな感じだったが、後半につれて失速。
ちょーっと話が入ってきにくかったかな。
オルガ・キュリレンコに思わず目がいく。
娘を演じた子もシュッとしすぎてない感じが良き。
ソフト発売の際に『ザ・ターゲット/陰謀のスプレマシー』という邦題に改題された。
↑ なんでやねんwww
【映画】サボタージュ【Sabotage】
謎の連続殺人鬼の罠に陥った特殊部隊の男たちの姿を、アクションとサスペンス、ミステリーを融合させて描いたアーノルド・シュワルツェネッガー主演作。
DEA(麻薬取締局)特殊部隊を率いる捜査官ジョン(シュワちゃん)は、8人の部下とともに必要とあらば容赦なく銃を撃ち放ち、破壊行為(サボタージュ)もいとわない屈強な男。ある麻薬組織のアジトに突入したジョンは、そこに残された大金を手にするが、そのことがきっかけでチームは謎の猟奇連続殺人の標的となってしまう。部下が1人また1人と消されていき、ジョンへの恨みを抱く麻薬組織の仕業か、チーム内の誰かによる裏切りなのか、メンバー間にも疑心暗鬼が募っていき、連続殺人はさらなる異常な展開を見せていく。
個性豊かで血の気が多い特殊部隊の9人。
メンバーが1人また1人と何者かに殺され、メンバー同士が疑心暗鬼になり内輪揉め状態。
そこでキーワードになるのがチームの絆や信頼だが、
本作はチームの絆や信頼といった部分があまり描かれていない為、
ならず者上がりのメンバーたちがただただ発狂し合う下品な仕上がりになってしまっている印象。
メンバーたちのキャラ的にそもそもそういった路線を目指して作られてはいないのかもしれないが、
この手の作品はやはり、「絆」や「信頼」が元々強固である
という大前提があってこそ面白くなると思う。
過去にメキシコの麻薬カルテルに妻子を殺されたことで変わってしまったシュワちゃん演じるジョン、そのジョンが横奪した大金を賄賂として使い復讐を遂げ、葉巻と酒を手に満足気な笑みを浮かべるエンディングはかっこよかったけどね。